日々と夢の終活日記

今日を大切に、明日を楽しみに。

五日目は金沢

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金沢でのんびり歩く

翌朝、船は金沢港に到着した。

函館、酒田に続いて三つ目の寄港地だ。

ラジオ体操の後、朝食を済ませてから船を降り、市内へ向かった。

まず訪れたのは兼六園。

名前は知っていたけれど、実際に来るのは初めてだ。

園内を歩いてみると、思っていた以上に緑が多い。

森の中を歩いているような小道が続き、街の中にいることを忘れてしまう。

観光客も多かったが、広々としているせいか落ち着いた空気が流れていた。

しばらく散策したあと、大きな池の近くにあった休憩所で一休みすることにした。

抹茶と和菓子を注文した。

恥ずかしい話だが、正直言ってお抹茶は初めての経験。なんて言ったらいいか、まあ、すげえ濃いお茶だった。

目の前の景色を眺めながら飲む抹茶は格別だ。たぶん。

急ぐ必要もないので、のんびり過ごした。

兼六園を出たあとは金沢城へ向かった。

広々とした敷地を歩きながら見学する。

歴史は好きだが詳しいわけではないけれど、こういう場所を歩くのは好きだ。

だけど兎に角広い。他の観光客と一緒になってダラダラ歩く。

金沢城の敷地を出たあと、タクシーに乗って長町へ向かった。

長町は武家屋敷の面影を残す地区だ。

土塀や石畳が続き、歩いていると少し昔へ戻ったような気分になる。

派手な観光地ではないけれど、こういう静かな場所も嫌いじゃない。

しばらく散策したあと、カフェで一休み。

ここでは普通にコーヒーを注文した

その後は、駅まで歩くことにした。

知らない町をぶらぶら歩くのが好きだ。

普段でも気がむくと、電車に乗っていつもはあまり降りない駅で降りてぶらぶら歩く。

30分ぐらい歩いて、金沢駅に着いた。

金沢駅に近づくと、あの大きな木造の門が見えてきた。

初めて見る人なら思わず足を止めると思う。

その迫力に圧倒された。

そしてお腹も空いてきた。

そこで駅の中にある有名な回転寿司店へ入ることにした。

回転寿司なのになんだかえらく豪華だ。

一番印象に残ったのはのどぐろだった。

やっぱり美味しい。

旅先で食べる寿司は、それだけで少し贅沢な気分になるがここは特別贅沢だ。

食事を終えたあとは循環バスで港へ戻った。

船へ帰ると、なんだかホテルへ戻ってきたような安心感があった。

数日過ごしただけなのに、もう船の生活に慣れてきていた。

その日の夕食はビュッフェにした。

最近になって船内のロンドンシアターで毎晩ショーが行われていることに気づいたからだ。

それに日替わりで料理が替わるので、飽きない。

レストランでゆっくり食事をしていると開演時間に間に合わない。

そこでビュッフェで軽く済ませることにしたんだ

そして早めにシアターへ向かった。

その日も普段なかなか見ることのないショーを楽しむことができた。

今回のような船旅は船そのものが目的地なのかもしれない。

そんなことを思いながら、この日もゆっくりと夜は更けていった。はずだたが、その前にバーとカジノが呼んでいた。

明日は一日中船の中。そして済州島へ。

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